本の感想:成功する日本企業には「共通の本質」がある ダイナミックケイパビリティの経営学

成功する日本企業には「共通の本質」がある ダイナミックケイパビリティの経営学

菊澤先生の本を読みました。

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理論的な構造など知りたい方は第3部から読んでみてくださいというサジェスチョンがあったので第3部をはじめに読み、第1部から順に読み終えました。

社会人大学院の時に先生の講義がありました。受講したかどうか記憶が定かではないですが、「不条理」という言葉がいまひとつピンと来なかったので多分受講していないと思いますが、菊澤ゼミと合同で何かした覚えはあります。

ここ最近、企業戦略論、競争の戦略と昔の分厚い本を読んでいたので、今回の本は土日で読むことができました。競争の戦略、バーニーの企業戦略論(VRIOからVRINに)を読んできたので、それらの考えなど纏めながら、ダイナミックケイパビリティを理解することができました。「不条理」という言葉も理解しました。

・日本は文化的には「開かれた社会」だが、社会関係においては「閉ざされた社会」(丸山氏)、これが日本経営が持つ二面性という考えにはagreeです。
・お客さんが欲しいものを作るのではなく、お客さんのためになるものを作る。

最後の章にトヨタ自動車の事例がありました。うまくダイナミックケイパビリティを発揮してきたと書かれています。この本は2019年3月30日に発行なので、発行以降の約3年の間の評価を入れると本当にうまくやってきているのか、これはもう少し時間が経過すると判明するのでしょう。

次はまた古い本です。「イノベーション経営学NTT出版 2004年を読み返します。結構な数を折ってますね。

11/8 3章まで読みました。読みやすいです。だから結構線を引いたり折ったりしてるんですね。でも記憶にない