本の感想:企業戦略論 上中下 三冊 ちょっと古いですね

2004年ごろ購入。上の基本編、下の多角化、企業買収を中心に読んだ記憶があります。改めて読み返すと、出てくる企業の名前が古すぎ。2003年12月の翻訳で原著は2002年なので仕方がないですね。

第1章でミッションステートメントの話が出ますがあのころ流行りましたね。いまはPurpose? JPXレポート2021をたまたま見ていて、NASDAQはどうなんだとAnnal ReportをみるとOur Vison, Our Mission, Our Purpose, Our Strategy という流れでした。J&Jのcredo、少し変わっていますね。上の基本編は基本編だけあったいまでの読めます。

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下の多角化戦略の組織体制、ガバナンスに関することがあります。エージェンシー問題を解消するには、モニタリングメカニズムとボンディングメカニズム(Bonding、拘束)があるとのこと。ボンディングメカニズムとは経営の意思決定が外部の株主の利益に合致することを保証するために経営者が実施する、投資もしくは経営政策のことだそうです。読んだはずなんですがその当時はあまり興味がなかったのか初めての言葉です。

 

次も古い本、「競争の戦略」を読みます(目を通す)。9章多数乱戦業界の競争戦略に多く書き込みをしているのでそこだけは読んだみたいです。他はキレイでした。