日米比較による長期の株式リターン分布の分析 / RIETI

日米比較による長期の株式リターン分布の分析がなされています。

www.rieti.go.jp

 分析データは、日本は、東証1部、2部、マザーズ、大阪1部、2部、JASDAQに1977年1月から2019年12月まで上場していたすべての企業。アメリカは、同期間、CRSP common stocks、share codes 10, 11, and 12とあるので、NYSE, AMEX, NASDAQ上場企業なのでしょう

 分析の中で、”サンプル期間全体を通じて株式市場で生み出された超過価値の合計を計算したところ、日本の場合、サンプル全体の約15%の銘柄によって株式市場全体の超過価値が説明できることが分かった。同様の計算を米国について行うと、その値は約3%であった。サンプル期間中に米国で上場していた銘柄の約3%によって、株式市場が生み出した超過価値のすべてを説明する。(figure 3 参照)” という結果、ある程度予想はしますが驚きです。日本は5464社のうち842社、米国は24320社のうち633社。将来を予測することに非常に先見性のある組織(インデックスベンダー)が500社ぐらいのベンチマークをつくればそれで充分ということ?なのでしょうか

 

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