2021年前半のバッテリーメタルの動向 / JOGMEC

JOGMECから2021年前半のバッテリーメタルの動向がでています。2021年前半に開催されたwebinarの中から、バッテリーメタルに関するトレンドやリスクについて紹介したものです。

http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/uploads/2021/10/current21_15.pdf

「原材料の課題としては、水酸化リチウムが市場に流通するまでに時間がかかってしまう点が挙げられる。プロジェクト開始から採掘まで最低 5 年、その後中流の生産まで 24~30 か月を要し、原材料をすぐにバッテリーサプライチェーン上に載せるのが難しい。この期間の短縮が成功へのカギである。中流施設を多く保有していることが企業価値向上に繋がると考えている。これは中国が実際に行動に移した戦略であり、現在では Tesla 社がこのような動きを始めている。」

「ESG に関しては、今後 10 年の終わり頃に大きな影響を及ぼすと考えているが、現実的には重要性は 2 番目であって、最優先の課題はコストや生産能力などである。」

などなど、この分野に詳しくない自分にとって大変ありがたい情報です。