本の感想:「エネルギーをめぐる旅」

「エネルギーをめぐる旅」を10日間かけて読了。

 著者は、「エネルギー問題を考えるためには、人類社会の成り立ちに始まり、科学の限界についての理解など、総合的、俯瞰的な視点が必要だというものが予てからの持論があり、そのことを広く世に問うてみたいと常々思い続けていた」、でこの本が出来上がっています。

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 第1部の5つのエネルギー革命の歴史はそういう考え方もあるねと賛同。
 第1次エネルギー革命:火の利用、第2次:農耕生活、第3次:蒸気機関、第4次:電気、第5次:人口肥料

 第4部 旅の目的地を読むと、私が理解するに、人間はもっともっとたくさんのエネルギーを使い成長したい欲求があるが、「人口の減少をポジティブにとらえる」にあるようにほどほどの成長でいいのでは、これを正しく腹落ちしてもらうことが重要ちおうことか。

 個人的には、第1部と2部でいいかな、十分という気がします。

 今日(2021/10/5)の 日経新聞私の履歴書でもあったカルノーサイクル、熱力学の第2法則についても記載があります。