VanguardのInvestment Stewardship Report

2021 Investment Stewardship Semiannual Reportがでています。

Vanguard's investment stewardship perspectives

 Case Studies & Insights としていくつかの企業の行使について説明しています。

 上記リンク先には、Voting Insightsとして多くの企業の行使結果、判断を記載しています。海外の企業については、情報に疎いのできちんと読んでおきます。2021年(1月から6月末)は2020年の記載数より大幅に増加しています。また、Climate-related と Diversity-related の提案についてはまとめて、一覧にして公表しています。Form N-PXの改訂がありますし、今後もっと詳しく開示していくのかもしれません。

 それと、Company engagementsの箇所で企業名とどのようなテーマでエンゲージメントしているかの記載があります。これは日本の機関投資家ではたぶんどこも開示はしていないでしょう。Toshibaとは、Board composition と Oversight of strategy and risk  でミーティングをしています。まあ、そうでしょう。6月の総会では永山さんと監査委員の2名に反対したとありました。

 

 日本の運用機関のレポートでは、運用残高が大きい国内が中心で海外の企業についてはほとんどノータッチです。少しずつ海外企業についても記載していかなければならないでしょう(でもできるかなあ)。そして英語での開示も必要です。