J-REIT/AMのガバナンス

月刊資本市場8月号で「2021年上期のJ-REIT:ESGへの取り組みが進展」のレポートがでている。

http://www.camri.or.jp/files/libs/1657/202109031248309866.pdf

ESの開示状況は以下

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レポートの中で複数の投資法人がTCFDに対応した開示を始めたところである、とある。
J-REITの運用会社で早くからTCFDに賛同したのが、ジャパンリアルエステー投資法人の運用会社、ジャパンリアルエステイトアセットマネジメントです。2019年6月にTCFDに賛同しています。Sustainability Report 2020の中でTCFDに沿った開示があります。

CDPのClimate Changeのスコアは2019 B、2020 Bです。CDPの回答内容の方はfinancial impactの数字とが記載しています。

CDPのREITのAMの質問を初めてみたんですが、
Does your organization manage net zero carbon buildings?

という質問があるんですね。

レポートの中で、GはJ-REITでは法制度に基づくガバナンスとその強化、利益相反会のための規程、意思決定機構・プロセスの整備が当初より取り組まれてきたところである、と書かれている。

箱モノのJ-REITから運用しているAMのガバナンス強化も必要と考えます。AMの取締役会構成(独立社外取締役)、AMの報酬体系、AMの投資口の保有(セイムボート出資)、持投資口会などに注目しています。