UN報告書:NDC Synthesis Report / Nationally determined contributions under the Paris Agreement (2021/9/17)

2021/9/21日、日経新聞夕刊に「COP、失敗リスク高い」という記事があり、その中で国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局が発表した報告書に言及している。

その報告書はこちら

NDC Synthesis Report | UNFCCC

7/30時点でパリ協定の締約国191カ国から提出された164のNDCをまとめたものです。

日経新聞の記事では、「世界の排出量は30年には10年比でむしろ増えるとしている」とあります。この報告書では、’The total global GHG emission level in 2030 taking into account implementation of the latest NDCs is expected to be 16.3 per cent above the 2010 level.’ と報告しています。

報告書の中での図を二つ

下は、1990年からの排出量で2016年のNDCから2021年のNDCと排出削減目標がよりプログレスしています。

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しかし、2度目標は厳しいという図です。(LULUCF: Land Use, Lamd-Use Change & Forestry)

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排出量のピークは2030年より前、figure 8 では、2026年あたりにPossibility of Peakingの円があります。

 

以上です