How the Best Boards Approach CEO Succession Planning

PricewaterhouseCoopers LLPが以下をpostしています。

How the Best Boards Approach CEO Succession Planning

 

日本のCEO succession の状況は、PwCさんのレポートでまだまだだということでした。

有価証券報告書から読み解くコーポレートガバナンスの動向2021―テキストマイニングによる分析 | PwC Japanグループ

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PwCの内容は、

 今回のパンデミックで、何が起こってもおかしくない環境なので、CEOの計画的な退任と予期せぬ事態の両方に備えるため取締役会はCEOのサクセッションプランをより良いものにしていきましょう。

 また、このパンデミックでデジタルトランスフォーメーション、業界の統合、柔軟なワークアレンジのペースが加速、そのためトップリーダーに求めるスキルを再考する必要があるかもしれませんよ。

 最近の調査では、取締役会メンバーの半数以上が、CEOの後継者計画を改善する必要があると答えています。しかし、これは「言うは易く行うは難し」です。PwCが取締役がより良いアプローチを見つけられるようにサポートしますというポストです。

 S&P500企業で2020年に56名のCEOが退任されたそうです。そのうち20%、11名がプレッシャーから退任(前年は13%)。新しいCEOは社内から約70%、社外から約30%となっています。

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Seven leading practices in CEO succession planning として、以下の7つあげています。

1.They agree on the skills, experience, and personal traits the CEO will need to execute the company’s current and future strategy.
2.They know who owns the succession planning process.
3.They have a documented plan with a timeline and process for updating it.
4.They have a well-defined emergency succession plan.
5.They engage their CEOs in succession planning from day one.
6.They have a strong pipeline program.
7.They understand the importance of good onboarding, championing their chosen candidate and communicating the process to stakeholders.

 今までよく言われてきたことだと思います。5のCEOの仕事の初日から後継者計画を立てることが重要な仕事ですと明確化しておけばすれば、後継者についてCEOと話す際の気まずさを軽減するだそうです。

 誰ば後継者計画の責任を持っているのかという2について、取締役会全体が半数以上を占めるんですが、報酬委員会も結構なウェイトがあります(指名・ガバナンスとほぼ同じ)。

以上です。