オプジーボ 和解

小野薬品工業さんが裁判所からの和解の勧めを受け、本庶さんとの和解が成立したとリリース。

https://www.ono.co.jp/sites/default/files/ja/news/press/news_%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%AE%E5%92%8C%E8%A7%A3%E6%88%90%E7%AB%8B%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B_20211112.pdf

・今まで通りのロイヤリティを払う

・和解金などで50億円の支払い

京都大学に設立される「小野薬品・本庶記念研究基金」に230億円を寄付する

ということで280億円の支出。262億円を請求する訴訟とほぼ同額

会社としては先生に262億払うよりも京都大学を絡めて基金への寄付ということできっちり払いますということを示したということで、ちゃっかり得をしたのが京都大学と言えそう。

小野薬品さんの9月末のBS、現金811億、投資有価証券1510億、リース負債が90億。引当金207億あり。280億円のキャッシュアウトは財務的には問題なさそう。

年間600億円以上R&Dで使っているので、230億円の投資効果(寄付効果?)どのように考えているのでしょう? また大学の研究室への支出は年間どのくらいなのでしょう?