The Coming Shift in Shareholder Activism: From “Firm-Specific” to “Systematic Risk” Proxy Campaigns (and How to Enable Them) というpost

corpgov.law.harvard.edu

なかなか面白い論文だと思いました。

Classic shareholder activism = Firm specific activism(従来からあるアクティビストがする多くの株を保有してするキャンペーン) とし、新しい形態としてSystematic risk activismがあるとしています。システマティックリスクの筆頭が気候変動ということで、EngineNo.1/ExxonMobilがそれに該当します。

このSystematic risk activismには問題がそうで、だれがLeadするのか、できるのかということみたいです。
Engine No.1は非常に少ない株数(0.02%)でキャンペーンを実施しましたが、その費用は40百万ドルといわれており0.02%の保有ではペイしない。また株価が下落する可能性もあります。Engine No.1はこのキャンペーンが成功したのち、すぐにTicker:VOTEというETFを立ち上げ、その宣伝費用とするという考えもあるが、NetAssetsは200億円ぐらいでまだまだ。

誰が費用負担すればいいのか、大規模な機関投資家がすればいいということを言っていますが、最後に Still, this remains a significant and uncertain “if.” と言っており実現可能性は低いのではと考えられます。

CalSTRSのActivist Stewardship、賛同はするけどお金の負担はしないでしょう。(宣伝費用は少なるかもしれないけど)