2021 US Compensation season review / ISS
ISSさんが、USの報酬のreviewを出しています。
key Takewaysとして太文字だけを抽出すると、
・Say-on-Payの支持率は減少傾向、50%を超えなかった比率は過去最高
・給与の凍結や減額が相次ぐ中においても、CEOの報酬は再び過去最高
・COVID関連で戦略の変化を考慮した報酬プログラムを実施。長期インセンティブを調整した企業は投資家の反対が多かった
・パンデミックの影響で裁量的なボーナスが増加
・業績連動型のエクイティ・インセンティブを重視
・企業はNEDの報酬の情報開示を改善
いくつかの図を添付
今後の注目点として、
・COVIDに関連した報酬の開示は引き続き注目される
・問題のある退職金や株式報酬のエバーグリーン条項を監視
・非財務情報を年次インセンティブのMatrixに取り入れる企業が増えだしてきている
日本にはSay-on-payはないが、Say-on-payの導入(あるいは導入せずとも報酬委員・取締役に反対も可能)に備えて、欧米企業の役員報酬の開示、ISSの行使判断を勉強していこう。