脱炭素社会への移行が迫るアジアの鉄鋼業の将来 / 日本総研

日本総研さんが、「脱炭素社会への移行が迫るアジアの鉄鋼業の将来」を出されています。

脱炭素社会への移行が迫るアジアの鉄鋼業の将来|日本総研

中国、インドの動きが掲載されています。参照先も多く掲載されているので助かります。

おわりに、を抜粋すると、

・鉄鋼生産の主要国の動向を踏まえると、現在各国が掲げる計画が順調に実現したとしても、21世紀半ばに脱炭素を実現出来る可能性は低いと言わざるを得ない。

・今後、2050年にかけて、中国、インド、日本の3カ国の鉄鋼の生産構造が大幅に見直
され、①電炉による生産比率が5割に達する、②電炉で使用される電力の5割が再生可能エネルギーで生産される、③高炉における水素活用還元技術を活用した製鉄のシェアが5割に達する、という構造変化が起こったとしても、鉄鋼業のCO2排出量の削減効果は7割程度にとどまる。

・特に、CO2の分離、回収、有効利用と比べても取り組みが遅れている貯留に関する取り組みを推進する必要がある。

 

日本鉄鋼連盟の長期温暖化対策ビジョン

長期温暖化対策ビジョン:一般社団法人日本鉄鋼連盟

〇日本製鉄 カーボンニュートラルビジョン2050(2021/3/30)

https://www.nipponsteel.com/ir/library/pdf/20210330_ZC.pdf

環境省 二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS: Carbon dioxide Capture,Utilization and Storage)

環境省_二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS: Carbon dioxide Capture,Utilization and Storage)